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最高の1日 [夢想→少女]
リクエストSS第1弾です。

ティーダ×ティナ、そして親父さんが出ればなおOKとの事でしたので、ジェクトも登場します。
ただ・・・・・・確かリクエストには甘々とかラブラブといった指定は無かったのですが、
それにしてもティーダがちょっと不憫かもしれません(汗)

リクエストを下さった方のご希望に添えたか、とても心配です。
もっと甘々な方が良かったでしょうか・・・。

何はともあれリクエストありがとうございました。
もっともっと精進致します。


あと、リクエストSS全般にいえることですが、
リクエストSSは当ブログにて連載している諸々のSSとは全く別物という認識でお願いします。
つまりこちらでAというキャラと良い仲になったとしても、本編には影響致しません。
またリクエストSS同士にも関連性はありません。どうかご了承ください。

上記の内容、及び注意書きが大丈夫な方だけ「続きを読む」からお進みください。


☆――――――――――――――――――――――――――

―――今日は最高の1日になるはずだった。
      ティナと2人で幸せいっぱいのはずだったのに・・・・・・


台所から何やら甘い匂いがしてくる。
それだけで俺はワクワクしてしまうんだけど、
その台所に居るのがティナで、今日は一日2人っきりとくれば
至上最高の1日と決まったも同然ッス。

他の連中は今日もクリスタルの探索に出てる。
それもちょっと遠出するからとの事で、帰宅は全員明日だ。
つーまーり、今日は俺、ティナと2人っきりの夜!!

まぁ・・・・・・きっちり全員からクギはさされたけども。
あいつら怖すぎ、武器まで出して脅さなくても良いのに・・・・・・。

まっ、それでもティナと2人っきりな事に変わりはないッス!
今日1日は俺だけのティナだ!


一通り掃除や洗濯、食材集めを終わらせた午後のひと時。
まぁ食材集め以外は、ほとんどティナがやったんだけど・・・。

暖炉の火のパチパチって音と、ティナが台所で動いている音。
幸せの音ってこういう感じなのかなぁって思うッス。
俺・・・結婚したら、こういう家庭が良いなぁ。

それにしてもティナは何を作ってるんだろう?。

「良い匂いッスね。」

気になるから、そう台所にいるティナに声をかける。
ティナは振り向いて飛びっきりの笑顔で

「そう? もうちょっとだから待っててね。」

と。あーーー、もうっ! その仕草、表情、なんでそんなに可愛いッスか!!


その時だった。玄関のドアがドンドン!って思いっきり叩かれる。
ん?、誰だ??
仲間は皆、今日は帰らないはずだし・・・・・・。
この崩壊した世界に俺たち以外の人といえば・・・カオスの連中ぐらいしかいない。
あぁ、もしかしてモーグリッスか?
モグネットで誰か通販でも頼んだのか??

頭の中が疑問符だらけだ。
そんな頭ぐるぐる状態でも、ティナが慌てて手にはめていたミトンを外し
玄関に出ようとするのは阻止する。
誰が来てるか解らないのに、ティナを危険に晒すなんて出来ないッス。

玄関に向かった俺は

「あ?、誰だよ?」

と普段は言わないぐらいにガラ悪く、
ちょっと脅しを込めて、玄関のドアを思いっきり開けてやった。

・・・・・・これは錯覚だ

ドアを閉める。もう一度開けて確認する。

・・・・・・これは幻覚だ

やっぱりドアを閉める。
扉の外に見てはいけないモノを見た気がする。
夢だ、それも悪夢だ!

なのにその悪夢は容赦なかった。

ドンドンドンドン!!

「くぉらぁ、クソガキ!!。
 俺様の顔を見てドアを閉めるとはどういう了見だ!」

なんでアイツが居るんだよっ!!
騒ぎを聞きつけたのか、パタパタとスリッパの音をさせてティナがやってきた。

「ティナ、ダメだ。部屋に戻って!」

「え? だってジェクトが来たんじゃないの?」

・・・・・・今、何と仰いましたか?
ぽかーんとしている俺の横でティナが玄関を開けてしまった。

「この、クソガキが! ・・・と、お嬢ちゃんか。
 お呼ばれありがとうな。ほれ、これは土産だ。」

そういって悪夢の権化はティナに綺麗なピンク色の花束を渡した。
に・・・似合わねーと思うが、それを口に出したら殴られるだろうな、確実に。
でもティナは嬉しそうにそれを受け取った。

「うわぁ・・・綺麗、ありがとうジェクト。
 大丈夫だった? ここに来る事・・・誰かに怒られなかった?」

「子供じゃねーんだから、怒られやしねーさ。
 まぁ、敵地偵察っていう名目もあるしな。」

・・・はっ!と我にかえる。

「何しにきやがった、クソ親父!」

1人だけテンパッてる気がしないでもないが、こいつは敵だ!
なのにティナはのほほんと

「この間、偶然お会いして・・・ お茶に誘ったの。」

「って事で誘われたの。」

クソ親父!、ティナの口調真似てるんじゃねーっっ!!!
ティナもティナで親父が渡した花を大事そうに抱えて・・・
綺麗とか良い匂いとか言ってる。

・・・ちくしょーーーっ!

「ティナ、ちょっと待ってるッス!」

玄関から外に出ると、そこは一面雪だらけ。
その雪を慌てて固めると、庭木から葉っぱを2枚貰う。
何事かと戸惑っている2人の前で俺は速攻で作り上げた。

「ティナ! これやるッス!」

そういって差し出したのは雪で作られたウサギ。
親父には負けねーーーっっ!

「ありがと、ティーダ。ウサギさんね、とっても可愛い。」

そうティナは笑ってくれた。・・・親父は鼻で笑った。

「おまえ、馬鹿か。
 そんなの家に入れたら溶けてなくなるだろうが。」

ガーーーーーーーーーーーーーン!

そうだった・・・・・・。
でも、ティナはやっぱり優しかった。

「大丈夫、私の部屋の窓のところに置くわ。
 窓の外にコレぐらいなら置けそうな幅があるから。
 私、置いてくるからティーダはジェクトを居間に案内してね。」

そういって階段をぱたぱたと上がっていってしまった。

「・・・クソ親父、何のようだよっっ!」

そういってにらみ付けるが、親父はさらりと受け流しやがった。




居間に入ると直ぐにティナもやってきて、

「直ぐにお茶入れるね。」

とニコニコ笑顔だ。その笑顔を今日は独り占めできると思ったのに・・・。
こんのぉ、クソ親父!!

クソ親父を睨もうとしたら、居ると思った場所に居なかった。
アレ、どこいったんだ??
不思議に思う俺の耳に親父の声が聞こえてきた。
それもティナの居る台所からだ。

「こりゃぁ、良い匂いだな。」

「ふふ・・・ありがと。」

慌てて台所に行くと、
ティナの姿が全く見えないぐらいに馬鹿デカイ親父の背中。

ティナを自分の両腕の中に閉じ込めるようにキッチン台に手を置いて・・・・・・
背後から抱きしめてるんじゃないかと思うほどの近さで・・・・・・
ティナの耳元で何か囁いて・・・
そしてティナは楽しそうにクスクスと笑ってる。

その様子はまるで台所でいちゃつく新婚夫婦そのもの!!!

ティナーーーーー!!!
ダメだ!、そんなエロ親父の側に居ちゃダメッスっっ!!

「何、何、良い匂い、何?
 俺も欲しいッスよ!。」

慌ててティナの横に言って親父の手を払いのける。
(親父、邪魔!!)
そう目で威嚇しておく、ティナは俺のだ!!

ティナは、あらあら・・・って感じで焼きたてのクッキーを俺の口へと運んでくれた。

「焼きたてだから、熱いかな? 甘すぎない?」

そう言いながら俺の顔を見上げる。

「う・・・美味いッス!」

お世辞でも何でもなく本当に美味かった。
それにクッキーを俺の口に入れる際、俺の唇にティナの指が触れて・・・
その感触が未だに残ってる。そこだけドクドクって脈うってるみたいだ。

些細な事だけど・・・でも俺にとっては大きな幸せの瞬間。
しかし、それをぶち壊す悪夢がそこに居た。

「お前・・・、それじゃぁガキが母親に菓子をねだってるようだぞ。」

そんな事ぁないっ!
俺たちだって幸せ新婚夫婦っぽかったはず!!・・・・・・たぶん。


そこから先はあまり思い出したくない。
幸せそうに笑うティナは良いとして
親父もティナと笑って話してて、俺をからかって・・・・・・
ティナが止めるんだけど、親父はニヤニヤするばかり。

やっぱりアンタは大嫌いだっ!!

早く帰れ!と思うけど、
幸せそうに笑うティナを見ると・・・ちょっとだけなら良いかなとも思う。
ティナは親と一緒に暮らした記憶が無いらしい。
それぐらいに小さい頃に引き離されたって事なんだけど・・・
それはそれで、寂しいだろうなって思う。
だから今日だけは我慢してやる、今だけッスけどね!!



「さぁーて、それじゃそろそろ帰るとするかね。」

そういって親父が立ち上がった。
ふと、窓の外を見ると既に暗くなり始めている。
玄関まで見送りに出たティナが少し残念そうに

「そう、また・・・遊びにきてね。」

とお願いするように言う。
やっぱりティナは親父に“父親”を重ねて見てるのかな?
何だかいつも俺たちと居る時より、少しだけ甘えん坊な気がする。
そんなティナに親父は、ちょっと渋そうな顔をした。

「まぁ・・・一応敵同士だからなぁ。
 そうそう来れねぇと思うが・・・、まぁ気が向いたらな。」

そう言いつつティナの頭をワシャワシャって感じで撫でた。
そしてティナの頭を撫でながらも視線を俺に向ける。

「ぉぃ、しっかりしろよ。男なら・・・意地でも守りとおせ。」

何時に無く真剣に言う親父に

「アンタに言われる間でもない!、守りきってみせるッス!」

と即答してやる。そうしたら親父はガハハと下品な笑い声を上げた。
ただ、本当に嬉しそうに笑う・・・。変な親父だな。

ティナは笑う親父を不思議そうに見てたが、
楽しそうに笑う親父を見て、ティナもニッコリと笑った。

あぁ、そんな笑顔は親父には勿体無いッス!!

そう思わずには居られない。その笑顔を俺だけに向けて欲しい・・・。
なのに・・・なのに、あのクソ親父!

「じゃぁな、お嬢ちゃん。今日はありがとな。楽しかったぜ。」

とか言って、幸せそうに笑うティナの頬に・・・
キスしやがったぁぁぁ!!!

「とっとと、帰りやがれぇぇ!!、このクソエロ親父!!!」

俺の絶叫が秩序の聖域にこだました。


俺の最高のはずの一日は煙のように消えてった。
俺の・・・俺の最高の一日ぃぃぃ~~

憮然としてる俺の横で、ティナは楽しそうだった。

「ティーダの世界ではご挨拶ってこうするのね。
 今日もお疲れ様、ティーダ。」

チュv

あれ?
俺、今・・・頬に・・・ティナの唇が・・・??

お・・・俺、今日は寝れないかもっっ!!
最高の一日ばんざーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!

リクエストSS | 2009/02/13(金) 00:00 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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