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番外編 [if・・・]
思いもかげず、
ティナに「股間がズキューン!」質問をカオス勢にもして欲しいという
拍手コメントを3つも頂いてしまいました(笑)

じゃぁ、やっちゃおう!と悪ノリしてしまうのが、この黒耀でございます。
「親娘」のif的な番外編を書いてしまいました。

カオス勢の各々の所にティナが「ズキューンってなーに?」と
聞きに来たというだけのSSとすら呼べないものですが、
リクエスト番外編っていう事で。視点はカオス側です。

それにしても帰宅後に一気に9人分(ジェクトが居ないから)は
流石に量が多すぎたと後になってから思いました(馬鹿)


ちなみにネタに困るので(吐血)
このリクエスト番外編のみは本編SSで起こった事象を過去として含みます。
また、質問内容が内容だけに、そして聞く相手が相手だけに、
年齢制限つけなくちゃならないような方も居ます。ご注意ください。

そしてどうも黒耀の中では皇帝と英雄は年齢制限担当のようです(爆)
理由もちゃんとあるのですが、それはまた別の機会に。


上記内容と注意書きが大丈夫な方だけ、続きを読むよりお進みください。

☆――――――――――――――――――――――――――

ガーランドVer.

  「ガーランド!」

  ニコニコ笑顔で駆け寄ってくるティナを見つけワシは驚愕した。
  何せここはカオスの館・・・つまりワシらカオスの軍勢の本拠地だ。

  「ティナ! ここで何をしている。」

  「ガーランドに聞きたい事があって・・・・・。」

  「ワシに聞きたいこと? その為にここまできたのか・・・・・。」

  聞きたい事に皆目見当がつかないが
  危険を冒してまで知りたい質問とは何なのだろうか・・・・・。

  「あのね、“股間がズキューン!”ってなーに?」

  ・・・・・・今、ティナの口からは聞いてはならぬ単語を聞いたような気がする・・・・・。
  ワシの聞き間違いだろうか・・・・・。

  「すまんが・・・今一度 言ってくれ。」

  「だから、股間がズキューン!」

  ・・・・・・ワシの聞き間違いではないらしい。
  どこの阿呆だ・・・、ティナにそんな言葉を教えた“たわけ”は!!
  押し黙ってしまったワシにティナが不思議そうな顔をしている・・・・。

  「誰がそのような事を言ったのだ?」

  「バッツとジタンとティーダが言ってたの。
   私が着ると股間がズキューンなんだって。
   なのにズキューンって何?って聞いても教えてくれなくて・・・・
   ガーランドは知ってる?」

  「そうか・・・・。ならその3人をカオスの神殿に呼んでくれないか?
   ワシが3人に“ちゃんとティナに説明するように”と説得してやろう。
   それからティナは出歩くと危ないからコスモスの館で待っているように、良いな?」

  「本当?! ありがとう、ガーランド!!」

  思惑あってのことだが、ティナは素直に喜び・・・
  そしてワシ(の鎧)に抱きついて、面頬に口付け・・・・手を振りながら走り去っていった。
  感謝の抱擁に口付け・・・・か。
  鎧兜を脱いでおけば良かった・・・と、少しでも思った自分が嫌になる。

  ふわふわの翠の髪を撫でたくても、
  小手を身にまとったワシの手で撫でたらばティナが傷つきそうで怖かったのだが・・・・・
  鎧を身にまとったまま、ティナを抱きしめたらばティナを傷つけそうで怖かったのだが・・・・・
  お前は全く気にしないのだな・・・・・。

  さて、ギガントアクスの手入れしてくるか・・・・・。
  今宵はたっぷりと振り回してくれるわ!!

                    (注:ギガントアクス=ガーランド専用最強武器).


☆――――――――――――――――――――――――――

皇帝Ver. *15Rかもしれません。

  おや・・・・
  あそこの柱の影から見えている翠の髪は・・・ティナではないか。
  アレで隠れているつもりか・・・。
  相も変わらず可愛らしい事だ。

  私は気配を隠し、娘の後ろを取るように移動した。
  何か悩んでいる様子の娘は私の移動に気づく事がなく・・・・・。
  急に私を見失ったと慌てふためいている。

  「私のモノとなる気になったか?」

  そう背後から声をかけると同時に
  左手でティナの細腰を抱き寄せ、右手はティナの胸へと這わせる。

  「ひゃっ!」

  ティナは相当慌てたようで、奇妙な声を上げて首をすくめた。
  私はといえば答えを待たずに、耳を甘く噛み息を吹き入れる。

  「ち・・・違いますっ! そんな気はありませんっっっ。」

  必死に抵抗するティナに思わず笑いがこみ上げる。
  本当に私のモノとなる気になったとは思っていない。
  そうなって欲しくはあるが・・・・。

  「では、どうしたというのだ?
   私に会いにきたのではないのか??」

  少なくとも私に会いに来た事は間違いないだろう。
  このパンデモニウムまで来ているのだから。

  「質問が・・・って、あの、離れて!」

  胸を柔々と揉みしだかれているのが気になるのか、
  それとも耳を噛まれているのが気になるのか、
  娘は顔を真っ赤にしながら抗議してくるが・・・・
  当然ながら私がその抗議を聞く必要はなく。

  「質問とやらを早く言ってみたらどうだ?」

  と促す。つまり止める気は無いという事だ。

  「ぅー・・・、股間がズキューンって意味わかりますか?」

  ・・・・・これは、また・・・・・・。
  私を誘っているのか? そういう手管か??
  思わずニヤリと笑ってしまった。
  必死に私を見ようと振り返り 仰ぎ見ている娘にもそれが解ったようで
  一際身を固くし、暴れだした。

  「良かろう、この私が直々に・・・じっくりと教えてやろう・・・・。
   ティナ、お前の身体にな。」

  こうして悲鳴を上げる娘を私は部屋へと連れ込んだ。

                    (続きはあなたの心の中で(爆))


☆――――――――――――――――――――――――――

暗闇の雲Ver.

  「・・・で? 何ゆえ儂に聞く・・・?」

  儂の口から出た言葉には、ありありと呆れの色が滲んでいた。
  それも仕方なかろう・・・・。
  目の前に居る小娘は敵方なのだから。

  「オニオン君が、暗闇の雲さんはとっても長生きだって言ってたんです。
   だから、いっぱい色んな事を知っているかな?って思って。」

  そう屈託なく言う小娘に・・・儂は呆れを通り越した感情を覚えた。
  それは興味・・・という感情が一番近い・・・・。
  この娘は有る意味で儂に似ているのかもしれぬな。
  光や闇といった区分がない。あるのは己のみ・・・・・。

  「ふむ・・・。股間がズキューン・・・とな?
   ズキューンという言葉に聴き覚えが無いが・・・・・。
   なにやら儂の放つ波動砲をイメージする音よな。」

  「波動砲ですか?」

  「うむ、恐らく股間から波動砲に似た技を放つ装備か何かではないか?」

  「あっ! そうかもしれませんね。
   さすが暗闇の雲さんっ!
   すっきりしました。ありがとうございました。」

  そう笑顔で頭を下げる小娘・・・・。
  この小娘・・・儂に操られた事を忘れておるのだろうか・・・・・。
  心底不思議な小娘だと思う。

  「でも、私が着たらズキューンなんだから・・・・
   私の股間から波動砲が出る装備なのかしら・・・・・・。」

  目の前で小娘は自分の太ももの付け根辺りをまじまじと凝視している。

  「その装備を自分で探してみるのが一番早くは無いか?」

  儂は何を真面目に助言をしているのか・・・・。
  本当に不思議な娘だ。
  生まれてこの方、このような気持ちになった事はない。
  ふと、横にある鏡面のように磨かれた壁を見ると儂の口元が綻んでた。
  ・・・・これが“楽しい”という事なのだろうか?

  「そうですね! 本当にありがとうございましたっ!」

  娘は今一度頭を下げて礼を言うと、手を振り立ち去っていった。
  ・・・・・何やら急に心に穴が開いたような気がする。
  信じられぬが儂は今の時間を楽しんでおったようだ・・・・。
  本当に・・・不思議な娘だ。


☆――――――――――――――――――――――――――

ゴルベーザVer.

  「あ、お兄さん!」

  そう自分に向けられた言葉に絶句する。
  そこに居たのは翠色の髪を持つコスモスの娘。
  何故ここにいるのか・・・という疑問もあったのだが、何より

  「私はお前の兄になった覚えは無い。」

  そう告げる。
  と、娘は「あっ」といった表情で口元を手で隠してから

  「ごめんなさい。セシルのお兄さんって言いたかったの。」

  そう言うとぺこりと頭を下げた。その姿に思わず溜息が出てしまう・・・・。
  それにしても・・・わざわざ私の館・・・つまり月の渓谷にある
  月の民の館まで何用があって来たのか・・・・。
  ここが敵陣という事を解っているのか?
  そう尋ねると、どうしても聞きたい質問があるという。

  「質問だと?
   何故私に聞く・・・・ 仲間に聞けば良かろう?」

  そういうと、娘は目に見えてショボーンとしだした。
  そして

  「教えてくれないんです。」

  と泣きそうな声で言う。
  他の者ならともかく、セシルが教えないという事は
  教えない方が良い事と判断した結果なのだろうとは察しがつく。
  アレは意地悪でそういう事をするような奴ではない。
  しかし、いったい何を知りたいのか・・・・・。
  思わず興味が湧いてしまった。

  「どんな質問なのだ?」

  「はい、あのですね。股間がズキューン!って何かな・・・・って。」

  ・・・・・セシルよ。
  兄は、今、少しだけ同情したぞ・・・・・・。
  そして、少しで良いから今の私の気持ちを察してくれ。

  「知らん!」

  何ゆえ私がこの小娘にソレを説明せねばならんのか。
  言い出した者が責任を取れば良い。
  全く・・・・コスモスの連中は何をしているのだ・・・・。

  「・・・一つだけ忠告をしておこう。
   その質問、他の男にはせぬ事だ・・・・・。」

  危なっかしくて仕方が無い娘だ。
  何ゆえ私がこの小娘の心配までせねばならんのだ・・・・・。
  しかし、娘はこちらの感情の変化を悟ったのか

  「今、知っているって顔しました・・・よね?」

  「私は兜をかぶっているのに解る訳がなかろう。」

  「でも、そんな感じでした。」

  と食い下がってくる。
  ・・・思わず溜息が出てしまう。私はいったい何をしているのか・・・・・。

  「良いか? 先ほども言ったように男にその質問はするな。
   それともお前には私が女にでも見えているのか?」

  いっその事、その華奢な身体に教えてやろうかとも思わなくも無いが、
  そこは私のプライドが許さない。
  何よりアレが怒り狂うのが目に見えている。

  かなり強めに言ったのが良かったのか
  娘は「ごめんなさい」と頭を下げると とぼとぼと帰っていった。

  その後姿に良心がチクチクと痛む・・・・
  しかし、私とてあのような事を説明したくない。

  はぁ・・・・・
  本日何度目か解らない溜息に、私は思わず天を仰いだ。


☆――――――――――――――――――――――――――

エクスデスVer.

  次元城に侵入者あり。
  そう警備をしていたイミテーションから連絡が入ったのが つい先ほど。

  「どこのネズミが迷い込んだのかと思えば・・・・
   貴様か、力弱き人の娘(こ)よ・・・・・。」

  そう、我が城の広場を歩く小娘に声をかける。
  娘はといえば、急に声をかけられたことに驚いたのか
  一瞬首を竦め・・・そして、何か更に驚いた表情で私を見た。

  「何だ?」

  「今、“ひとのこ”って言った・・・・。」

  「言ったがどうした?」

  何かが娘の心にひっかかったらしいが、
  それが何なのかは私には解らない。

  と、いきなり娘が駆け寄ってきた。

  「恐るるに足りん!」

  そう言い、私はすぐさま迎撃できる態勢を整える。
  ところが娘からは全く戦意が感じられない。
  何事だ・・・本当に。

  あっという間に娘は私の直ぐ側までくると
  飛びつくようにして私の首に腕を回して抱きついてきた。

  「?!」

  あまりの事に言葉が出ない。
  何しろ私に抱きついたものなど、未だかつて誰1人として居ない。

  「ありがとう・・・。嬉しいっ。」

  何が何やらまったくわからない。
  私は礼を言われるような事をした覚えは全く無いのだが。

  「仲間は別だけど、普段敵として戦っている人から
   “ひと”として認めてもらえたの初めてで・・・。
   何時もバケモノって言われてたから・・・・・。」

  と言い出す娘に
  「そういうつもりで言ったのではない。」
  と言いたいのに、何故か口を挟む事ができない。

  そして ひとしきり喜んだ娘は、手を振りながら帰っていった。

  何だったのだ・・・・・
  あの娘は・・・まるで暴風雨のようだ・・・・・・。
  私の枝葉を散らしに来たのか・・・・・?


  一方ティナは、コスモスの館に戻ってから
  エクスデスに質問する事を忘れていた事を思い出していた。


☆――――――――――――――――――――――――――

ケフカVer.

  「おやぁ? おやおやおやぁぁ??
   おかえりーー、僕のお友達ぃぃーー。」

  目の前にいるのは僕のお友達な玩具。
  可愛い可愛い僕のお人形さん。
  大切な玩具だけど、今はあの馬鹿ちん達に取られてしまっていた。
  悔しいので意地悪しようと思ってたんだけど・・・・

  「ちゃんと自分から帰ってきたんだ。えらいじょーー。」

  そういうと、玩具は僕ちんを睨みつけてきた。

  「違うわ! 少し聞きたいことがあったから・・・・
   だから来ただけよ、私はあなたの玩具じゃない!!」

  「おやおや、仕方が無い子だねぇ。
   あの男共に変な事を吹き込まれたんだね。
   君が僕の玩具なのは変えようのない事実なのに。」

  ティナは目から炎が吹き出そうな程に僕を睨んでくる。
  うーーん、良いねぇ。
  その瞳を再び屈服させ、服従を教えてあげたくなるよ。

  「で? 質問って何?」

  「・・・・・股間がズキューンって何?」

  ・・・・・本当にあの男共に汚されてしまったんだねぇ。
  僕の可愛いお人形に何て事をしてくれるだ。
  やっぱり僕の手でちゃんと教育しなおさないとダメだね。

  「僕の元に戻ってくるのなら教えてあげても良いよーん。」

  「断るわ!!」

  そうお人形さんは即答すると、すぐさま踵を返して帰ろうとする。

  「待ちなよぉ、ちゃんと躾け直してあげるよ?
   再び一緒に楽しもうよ、破壊をさぁ!」

  「私は・・・もう二度と貴方の言いなりにはならないわ!」

  おやおや・・・・・。
  仕方が無いねぇ・・・・・。

  「それじゃ、力づくていう事をきかせるじょ。」

  その言葉が戦闘開始の合図だった。


☆――――――――――――――――――――――――――

セフィロスVer.

  気配がする。
  あの独特な・・・おかしな表現だが・・・香りを伴った気配だ。
  その気配が徐々に近づいてくるのが解った。
  移動速度から察するに、どうやら当人は忍んでいるつもりらしい。

  「・・・ふっ」

  思わず口から小さな笑いがもれた。
  その自分の声に私自身が驚く。何を喜んでいるのだ、笑うなどと・・・・・。

  それにしても魔力を封じられた身で、よくこのカオスの館まで来たものだ。
  ソファーから立ち上がると、
  扉の影に隠れると娘が近づいてくるのを待つ。
  そして娘が扉の前に来たのを見計らって、扉を大きく開け放ってやる。

  ゴン!!

  ・・・・しまった。そんなに近かったのか・・・・・・。
  おでこをしこたまぶつけたらしい娘が、涙目になりながら尻餅をついていた。

  「ぅーーーーーっっっ」

  必死に声を殺し、おでこをさすりながら痛みを堪えている様子に
  ・・・・本当に私もどうかしてると思うのだが・・・・・笑いたくなってしまう。
  それも決して侮蔑の笑いではなく・・・・だ。

  「敵陣の真っ只中に何のようだ? 私の命でも狙いにきたか?」

  この娘に限ってそれは無いだろうと解ってはいたが
  他に思いつく理由がなかった。
  とりあえず娘を放置し 扉を開け放ったまま部屋に戻ると、
  再びソファーに身を沈めた。

  「いえ、あの・・・ごめんなさい。
   ちょっと聞きたい事が・・・・。」

  娘は私を恐れているのか、おずおずとして部屋に入ろうとしない。

  (あぁ、唇を奪った所為か。)

  と、理由に思い当たる。
  しかし・・・・・

  「部屋に入ったほうが良いぞ?
   そこにいれば、イミテーションどもに気づかれ戦闘となる。」

  今までが無事だったからといって、この先も無事とは限らない。

  「!! ・・・・ごめんなさい。それじゃお邪魔します。」

  娘は初めてその可能性に気づいたのか、慌てて部屋に入りそーっと扉を閉めた。
  見慣れないCキューブ装置などが有る所為か、
  娘はきょろきょろと落ち着きなく、辺りを見回している。

  「さて・・・。聞きたい事と言ったか?」

  「はい、あの・・・・“股間がズキューン”って知ってます?」

  娘の言葉に私はソファーからずり落ちそうになるのを
  己のプライドにかけて すんでのところで踏みとどまった。

  「・・・なんだと?」

  「誰も意味を教えてくれなくて・・・・。」

  「それを、何故、私に聞きに来る・・・?」

  「どうしてでしょう??
   仲間は誰も教えてくれなくて・・・。
   そうなると聞けるのはカオス陣営の人たちしかいないのですけど、
   その中でもセフィロスさんなら・・・知ってるのかな?って
   何となく思ってしまって。」

  ・・・それは、どういう意味だ・・・・・。何故“私なら”なのだ・・・・・。
  ここまで私の気持ちを(色んな意味で)揺さぶるのは貴様ぐらいだぞ。

  ・・・・この娘を奪えば奴を絶望させる事ができるだろう。
  奴だけではない。生意気なコスモスの連中も絶望するはずだ。
  それにカオスの中にもいるやもしれん。愚かにも敵の娘に心を奪われた奴が。
  何より・・・・この娘に絶望をくれてやりたい。
  そして闇の底へ堕ちた娘を見てみたい・・・・。

  (理由ヲ探シテイルノカ・・・?
   娘ヲ・・・・てぃなヲ欲スル理由ガ必要ナノカ?
   己ノ気持チニ素直ニナッタラドウダ??)

  心の奥底から何かが私に向かって話しかけてくる・・・。
  うるさい、黙れ!!

  「・・・教えてやっても構わんが条件がある。」

  「条件・・・・ですか?」

  「そうだ。」

  そう言いながら娘の手を取ると、一気に引き寄せた。
  突然の事に娘は抵抗らしい抵抗も出来ずに私の腕の中へ・・・・。

  「再び、その唇を貰おうか・・・・。
   いや次は唇だけでは済まさん。」

  娘が身に纏うほのかに甘い花の香りが、再び自分を包むのが解る。
  あぁ、この香りだ・・・この香りに惑わされるのだ・・・・・。

  娘は腕の中で身をこわばらせていたが、
  ようやく事態が飲み込めたのか、必死に私の胸元を叩きながら身をよじり始めた。
  だが、その細腕で繰り出される打撃程度では痛くも痒くもない。

  「男の部屋に来るという事は、こういう事だ・・・・。
   己の軽率さを身をもって知るが良い。」

  そういうと娘をソファーへと押し倒した。
                    (続きはあなたの心の中で・その2(爆))


☆――――――――――――――――――――――――――

アルティミシアVer.

  「・・・・・ほほほほほほ。
   随分と深刻そうな顔をしていると思うたら・・・・・
   可愛らしい悩みですこと。」

  本日は私の城、私の部屋に珍しい客人を迎えています。
  てっきり私に勝負を挑みにきたのだとばかり思っていたのですが、
  その娘の悩みに沈みきった顔に思わず・・・・。
  まぁ・・・、たまにはこういう日も良いでしょう。
  戯れも必要です。

  「でも・・・みんな、教えてくれないんです。
   私だけが仲間はずれで・・・・・。」

  娘が言う「股間がズキューン」という言葉に
  思わず言葉を失ってしまいましたが、娘自身は心底悩みきっている様子。

  ・・・・・これは良い退屈しのぎが出来そうですこと・・・・・。
  思わず、口元が綻びそうですわ。

  「私で良ければ力になりましょう・・・・。
   そうですね、言葉でどれだけ説明しても解りづらい事もあります。
   ほら、百聞は一見に如かずと申しますでしょ?」

  そういうと娘はコクリと頷く。
  何と弄しやすい娘な事か・・・・・。

  まずは魔力を扱い、宙に布を織り上げてみせましょう。
  薄ーい、うすーーい“紗”のような薄布を。
  その布に私の中のイメージを投射し、変化させ・・・・・。

  ふわっ・・・・。

  私の手の上には、可愛らしくフリルたっぷりに・・・・・・
  しかし着る者の肌が透けて見える、とても扇情的なベビードールが落ちてきました。

  「これをコスモスの殿方たちの前で着て御覧なさい。
   意味が良く解ると思いますよ。」

  私はそう言いながら娘に薄布の着物を差し出しました。

  「でも・・・これ・・・透けちゃう・・・・・。」

  「えぇ、でもそれぐらいでないと意味が解らないと思いますよ?」

  ニッコリと微笑んで・・・そう告げると娘は黙り込んでしまいました。
  今ひとつ、そういった方面の知識が少ない娘ですから
  こう言えば知識欲の方が圧倒的に勝る事でしょう。

  さて、楽しくなって参りました。

  私は次々と宙に新しい服を作り上げていきます。
  それらの品々を見て、娘は絶句するばかり。

  「アルティミシアさん・・・・これ、紐にしか見えません・・・。
   それにこのミニ丈のワンピースも両サイドのスリットが腰上までありますし・・・・。
   これも・・・それも・・・なんだか布地がとても薄いか、少ないかで・・・・・。」

  「えぇ、どれでも好きなのを着てくださいませ。
   それを着て殿方の前に行けば、きっと意味が解りますよ。」

  楽しい・・・えぇ、本当に楽しい娘ですこと。
  娘を見た殿方が、慌てふためく姿が想像できますわ。
  その光景をこの目で見たいぐらいですが・・・・・
  流石にそれは無理ですよね。

  「ティナ?
   もし意味が解ったら私に報告にきてくださいませ。
   必ずですよ?」

  両腕に山ほどの服を抱えた娘に、私はニッコリと笑いかけるのでした。


☆――――――――――――――――――――――――――

クジャVer.

  本当に偶然だった。
  森の中で独特な翠色した小鳥を見つけたんだ。
  あの翠色は一度見たら忘れられない。

  「おや、飛べない小鳥がこんな所でどうしたんだい?」

  単純な興味、好奇心だった。
  戦いを仕掛けても良かったのだけど、
  今日は僕の髪のセットが思いのほか決まっていたんでね、
  それを乱すような事はあまりしたくなかったのさ。

  「それにしても、大胆だねぇ。
   こんな敵陣近くにまで歩いてくるなんて。」

  そう、ここは“混沌の果て”と呼ばれるカオスの居城の直ぐ近く。
  鬱蒼と茂る森の中だ。
  幾ら身を隠すには事欠かない森の中だとはいえ、
  君は色んな意味で目立つと思うんだけどねぇ。

  「あの・・・・聞いても良いですか?」

  おずおずと言った感じで僕に目を向ける君。
  あぁ、やっぱり君は美しいね。
  僕の次にだけど。

  「質問かい? 何かな?
   今日は気分が良いから答えてあげなくはないよ。」

  そう言うと、翠色の小鳥ちゃんは顔を少しほころばせた。

  「あの、“股間がズキューン!”って意味知ってますか?」

  ・・・・・・・・
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  「な・・・・・何だって!
   誰だい、そんな美しさの欠片もない言葉を君に教えたのは!」

  「その・・・ジタンとティ・・・・。」

  「ジタンだってぇぇぇ?!」

  小鳥のさえずりを邪魔するように、思わず叫んでしまった。
  僕とした事が・・・・・。
  それにしてもジタンには美しさを保つという概念がないのか。
  美しさを汚して良いのは、ソレより更に美しい物だけなんだよ。
  つまり彼女を汚して良いのは僕だけなのに、何を考えているだ!

  「君! そんな言葉は美しくないよ。
   そんな言葉よりも、もっと美しい言葉を覚えなよ。」

  「ぇ・・・でも、みんな知っているみたいだし・・・・。」

  「だから何だっていうのさ。
   みんなの知っている言葉に価値があるんじゃないだろ。
   君だけが持つ言葉を探しなよ。
   君だけが輝きを知る言葉を見つける方がよっぽど価値があるよ。」

  少し考え込む小鳥ちゃん。
  でも直ぐにニッコリと笑ってお辞儀をした。

  「ありがとう、クジャさん。
   そうですね・・・・知らないって悩むより
   自分なりの言葉を探すほうが楽しいですよね。」

  「解れば良いんだよ。」

  そう僕もニッコリと笑い返した。

  僕の次に美しい小鳥。
  飛べないのだから その翼は必要ないよね。
  だからその翼をもいであげるよ・・・・・僕がね。
  だからそれまでは誰にも汚されないでおくれよ?

リクエストSS | 2009/02/26(木) 00:00 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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